大津たまみさんセミナーとひとりの起業家

昨日は大津たまみさんの片づけ力セミナーでした。
このセミナーを企画したのが、可徳武幸さんです。

大津さんとの出会いはもう何年前になるでしょうか、創業プラザあいちの入居審査会です。それ以降、創業相談・経営相談、そして女性起業家座談会、起業家事例紹介での講師依頼など、実にいろいろな場面でご一緒させていただきました。

その起業家事例紹介を名古屋商工会議所の創業塾でお願いしたのですが、創業塾に、可徳さんが参加されていました。2010年のことです。可徳さんはもの静かで、真面目な方でした。5日間の創業塾の後も、懇親会に何回も参加して下さり、いまでもFBなどを通じて情報交換をさせていただいております。

その可徳さんが大津さんの講演会を企画したとの連絡を受けたときは驚いたものです!
(懇親会のスピーチでも話しましたが、プロフィール写真が新しくなったときは「何が起こったのだ!」と思いましたよ)

そもそも創業塾で大津さんに講演をお願いしたのは、起業家精神に火をつけるためです。何か行動を起こしてみようと、参加者に刺激を提供するためにお呼びしていました。

見事に「火がついた」のです!

起業する方は、今まで経験したことのない事態に数多く遭遇します。そして、その大きな壁に降参してしまうこともあります(経験したことのないことに消極的なのは、日本人の特色でもあると感じています)。「とても無理」と思うことにトライしてみて、どうすれば実現するかを考えて行動を続けていくことは簡単ではありません。

しかし、その困難に立ち向かうことで、一つ自分自身の殻を破ることができます。そんなチャレンジ精神に溢れる起業家を数多く見てきました(逆もたくさん見てきました)。

可徳さんは、初めてのことにチャレンジし、結果を出しました。受付スタッフで同じ創業塾メンバーの方が多くいらっしゃいました。これは人徳ですね!創業塾の5日間、そして終了後も仲間と良い関係を作ってきたので、快くお手伝いしてくれたのでしょう。創業塾は起業のお勉強を座って学ぶ、というイメージも多いかもしれません。でも大事なことは他にもあります。5日間の講座であった方とどのような人間関係を構築するか、それも大事なことです。そのためのしかけも用意していたつもりです。参加者にとっては同じ機会ですが、可徳さんは大いにその機会を活かしていただいたと思います。

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私は起業支援の仕事を2004年から本格的に行っています。当初は手探りでしたが、徐々に「起業家に何が必要か」少しずつ見えてきた気がします。大事なことは人によって違いますし、一つではありません。でも多くの方に共通して必要なのは、「今まで経験していないことに挑戦する」ことでしょう。そして、それは1回ではいけません。最初うまくいって、その成功体験が足を引っ張ることもあります。1回大きな挑戦をしたから、2回目の意欲が出なくなってしまうこともあるのですね。でも、環境の変化が激しい現代では、「2回目以降の挑戦」が極めて重要になってきます。

昨日の可徳さんの姿を見て、そのきっかけとなる出会いの場に立ち会えたことをまず幸せに思います。そして、一つの挑戦を通じて自分を大きく変えようと思っていただけたこと、これが何より嬉しいです!

私が講演を行うとき、その講演の内容が良かったと言ってくれると、まず一つ課題をクリアしたと思うのですが、次に、「講演を聴いて、こういう行動を起こそうと思いました」と言ってくださると、最高の結果が出たと考えています。

今回の可徳さんのセミナーは、私にとっても忘れられない良い思い出となりました。終了後の懇親会、充実した顔を拝見し、本当に嬉しく思いました。参加者のみなさまとも、熱く話をすることができ、新しい出会いもありました。

企画した可徳さん、そして講師の大津さん、サポートメンバーの創業塾メンバーのみなさまに感謝!
素晴らしい一日でした。ありがとうございます!!

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