「塾」の由来

2010/01/31 | カテゴリー: 未分類 | タグ:


先日せと・しごと塾で、学習塾を開業したI氏と「塾」という漢字についての話題で盛り上がりました。

塾というのは、そもそもどのような由来なのか。

面白いテーマですので、私も調べてみることにしました。

●まずネット検索インターネットで軽く出てくるかと思ったら、それが簡単ではありませんでした。

一般の学習塾のホームページか、出てきても江戸時代の「学びや」です。おそらくそれ以前に「塾」ということばが使われているはず!

むむむ、難しい。

●電子辞書から
そして今日、何気なく語源辞典(学研・漢字源)を調べてみたところ、次のような文章を見つけることができました。

古之教者、家有塾(以下略)」[礼記・学記]

「礼記」といえば、四書の一つです。これは原典をあたるしかありません。それはともかく、「学記」って何でしょうね??

●再びネット検索そして、見つけました。インターネットの力は凄いです。

http://chinese.dsturgeon.net/text.pl?node=10098&if=en
(ここの4番目をご覧ください)

古之教者、家有塾、黨有庠、術有序、國有學。比年入學、中年考校。一年視離經辨志、三年視敬業樂群、五年視博習親師、七年視論學取友、謂之小成;九年知類通達、強立而不反、謂之大成。夫然後足以化民易俗、近者説服、而遠者懷之、此大學之道也。

訳(English)・・・According to the system of ancient teaching, for the families of (a hamlet) there was the village school; for a neighbourhood there was the xiang; for the larger districts there was the xu; and in the capitals there was the college. Every year some entered the college, and every second year there was a comparative examination.

In the first year it was seen whether they could read the texts intelligently, and what was the meaning of each;

In the third year, whether they were reverently attentive to their work, and what companionship was most pleasant to them;

In the fifth year, how they extended their studies and sought the company of their teachers;

In the seventh year, how they could discuss the subjects of their studies and select their friends. They were now said to have made some small attainments.

In the ninth year, when they knew the different classes of subjects and had gained a general intelligence, were firmly established and would not fall back, they were said to have made grand attainments.

After this the training was sufficient to transform the people, and to change (anything bad in) manners and customs.

Those who lived near at hand submitted with delight, and those who were far off thought (of the teaching) with longing desire. Such was the method of the Great learning; as is said in the Record, ‘The little ant continually exercises the art (of amassing).’

個別の漢字の意味は、下記にあります。
http://chinese.dsturgeon.net/dictionary.pl?if=en&id=10102

何と、礼記の中の学記に、長期にわたる「塾における学び」について記されていました。

これは面白いですね!

1年目・・・一年視離經辨志

3年目・・・三年視敬業樂群

5年目・・・五年視博習親師

7年目・・・七年視論學取友、謂之小成

9年目・・・九年知類通達、強立而不反、謂之大成

日本の義務教育の「9年」というのは、ひょっとしてこれが元になっているのかな??とも思いました。(それにしては、上記の趣旨に比べ、教育プログラムが全然違いますけどね)

これ、起業バージョンで考えても面白そうですね。私が塾長を務めている場所も「しごと塾」という名称なので、塾のルーツに沿って、区切りの目標や課題を設定するのは効果的かもしれません。

じっくり考えてみる価値のある宿題となりそうです。

Iさんと話したおかげで、思わぬ副産物をいただきました。
ありがとうございます!


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