創業道場「コミュニケーション実践」

先週は創業プラザの創業道場、「コミュニケーション実践」ということで、みなさまにグループワークをしていただきました。

コミュニケーション実践

よくある「誰が一番悪いか」を選ぶワークで、起業家バージョンにアレンジしたものです。

登場人物は5名、それぞれ簡単な状況を記し、悪いと思う順に並べていただきます。

今回は14名の参加で、4チームに分かれていただきました。やはり意見は割れるもの。1チームは偶然3人の意見がかなり近いという奇跡的な結果でしたが、他はバラバラ。ここからチームとしての意見をまとめていただきます。

コミュニケーション実践

●説得力と妥協
チームで意見をまとめるときに、自分の意見を通したいとしましょう。意見が通るということは、説得力があったということでもあります。逆にいえば、説得力がなければ他の人を動かすのが難しくなります。その説得力があったかどうかを、身をもって経験できるワークなのです。当然、説得力のある発言をした他者から学ぶことも重要です。

また、妥協も必要です。肝心なことは主張し、そうでない部分は折れることもコミュニケーションの上で必要です。全て自分の意見を通そうとすると、他者は聞く耳をもってくれなくなります。

ということで、交渉事全般に役立つ能力を鍛える場となっているのです。

●多様な価値観を知る
意見が合わないのは、価値観が異なるからです。同じものを見ても、悪い、悪くないと違った捉え方をします。

私たちは、そんな世界に暮らしているわけで、まずは自分と違う考えをもっている人がたくさんいることを知ることが重要です。

そして、価値観が違う中でどのように対話し、合意形成していくか、一生悩むことになります。ビジネスだけでなく、家庭でも近所付き合いでも。
相手の話を聞き、自分の意見を言い、着地点を見いだす。とても難しいことですが、現実に起こることですから、目を背けるわけにはいきません。

●結果

ちなみに、各チームの結果は次の通りになりました。

CチームとDチームは似ていますが、ABとは全く違う結果となっています。

「5.妻」の「悪判定」を見ていただければ分かりますが、Aチームは最も悪くない「5」をつけているのに対し、Bチームでは「1」と、一番悪いという結果になってしまいました。それだけ意見の相違があるということです。チームの話し合いの結果ですからね、これ。

コミュニケーション実践 ホワイトボード写真

ちなみに、全員の順位は次の通りとなっています。A-Dとあるのは、ABCDの4名のチームでまとまった意見です(先ほどのチーム名ではなく、氏名を伏せるためにA~Nのアルファベットにしてあります)。これが各メンバー個別の意見とどう違うかということを見ても、興味深い結果が出ています。

チーム

A

B

C

D

A-D

E

F

G

E-G

起業家

4

5

5

2

2

5

1

4

1

同僚

3

3

3

5

4

3

4

5

4

上司

2

1

2

1

3

1

5

3

5

コンサル

1

2

4

3

1

4

3

1

3

5

4

1

4

5

2

2

2

2

 

 チーム

H

I

J

K

H-K

L

M

N

L-N

起業家

3

5

5

1

4

1

1

1

1

同僚

5

3

3

3

5

4

5

3

3

上司

1

2

1

4

3

5

4

4

4

コンサル

2

4

2

2

2

2

2

2

2

4

1

4

5

1

3

3

5

5

H-Kのチームで、「妻」をご覧ください。4・1・4・5という意見が出て、結果「1」となっているのは、Iさんが説得力ある理由を提示できたからではないでしょうか。それでチームとしての意見が「1」となったものと思われます。その代わり、他の3名は大きな妥協をしていることでしょう。

A-Dのチームでは、「上司」が2・1・2・1と、これだけ見たらダントツで「最も悪い」となりそうですが、話し合いの結果「3」となっています。これもまた、不思議なことです。お互いが話し合うことで意見を変えたのですね。

 

こんな感じで、コミュニケーションの講座を終えました。

参加したみなさま、楽しんでいただけましたか??


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