MECE&ロジックツリー(起業家養成OUTPUT講座)

本日はMECEとロジックツリーの講座を実施しました。

せと・しごと塾 起業家養成OUTPUT講座

せと・しごと塾の塾生限定の起業家養成OUTPUT講座も中盤に差し掛かってきました。第5期前半の「起業家脳養成」編が、思いのほか効果的であることが分かったので、次期以降が楽しみになってきました。また、他の起業家養成スクールでも活用できそうです。大きな収穫となりました。

せと・しごと塾 起業家養成OUTPUT講座

今日は事前に空き時間があった為、講座開始前に丁寧に板書を書いておきました。

1.MECE

MECEとは、Mutually Exclusive & Collectively Exhaustiveの略で、「ミッシー」(あるいは「ミーシー」)といいます。「モレなく」「ダブリなく」という原則のもと、ある事項を体系的にまとめることを目的として使用されます。

例えば、きちんとMECEとなっている例としては、「せと・しごと塾の塾生は、瀬戸市内在住の人と瀬戸市街在住の人に分けられる」というものが挙げられます。

MECEが成立していない例を挙げると、「せと・しごと塾の塾生は、自営業と会社員と学生に分けられる」という分類です。自営業であり学生である人がいらっしゃるので、重複が発生しまています。

MECEはアンケートの質問項目を置く際にも使える手法です。例えば、次のようなアンケートがあったら、書く側としてはどう感じるでしょうか?

Q1. あなたはどんな理由で今回のセミナーに参加しましたか?
 (1)経営革新したい
 (2)マーケティングに活かしたい
 (3)営業活動を強化したい
 (4)売り上げを伸ばしたい
 (5)顧客獲得に課題がある
 (6)その他(      )

このような選択肢であれば、重複ばかりですよね。おそらく記入しているとイライラしてくるでしょう。もっと具体的に選択肢を置いてあげないと記入するときも困ってしまうし、何より集計してアンケートを活用することが困難になってしまいます。

*ただし、知能検査や性格検査では、わざと同じような質問を違う場所に置いておくこともあります。

2.ロジックツリー

ロジックツリーは、ビラミッドストラクチャーとも呼ばれており、樹形図を使い、物事を整理していく手法です。

ロジックツリー

「ロジック」という名が入っている通り、論理性や一貫性が整っていないと、ロジックツリーは崩壊してしまいます。MECEが成立していないと、そのロジックツリーは理解しにくいものとなってしまうでしょう。

3.本日のワーク

今日は短時間のワークをいくつか実施しました。

 

(1)MECE:「企業」を2つ以上の切り口に分けてください。(例:上場企業と非上場企業)

みなさまも他にどんな分け方があるか、考えてみてください。2つに分けても3つ以上でも構いません。

以下、実際に塾生のみなさまから出てきたものを紹介します。
・従業員が500名以上の企業-500名未満の企業
 (「500名以上」と「500名以下」だと、重複が発生しますね)
 
・日本企業-外国企業
・営利企業-非営利企業
・国内活動のみの企業-海外活動もある企業
・社員が日本人のみの企業-外国人社員もいる企業
・赤字企業-黒字企業
・所在地が本店のみの企業-支店も持つ企業
・売上高1億円以上の企業-1億円未満の企業
・定時帰宅企業-残業企業
 (なかなかネーミングセンスありますね!)

起業家養成OUTPUT講座 MECE/ロジックツリー

ホワイトボードの左側に分類方法が書かれています。

(2)MECE:「塾」を2つ以上の切り口に分けてください。

これは今回大きな気づきが私自身あったのですが、「学習塾」ばかり考えてしまいました。ところが、出てきた意見で「私塾と公的な塾」というものがありました。せと・しごと塾も「塾」ですが、恥ずかしながら、私の頭の中にはしごと塾はありませんでした。頭が固い証拠ですね。

(3)Logictree:中2の息子を、本人が希望するハーバード大学に合格させたい。どのようなことをすればよいか、ロジックツリーで整理してください。

これも、面白い分類方法が出てきました。まず最初の分岐点を、「子供ができること」と「親ができること」と分ける考え方です。なるほど!これまた新発見!どうしても、「勉強時間を増やす」とか、「健康管理」などの切り口を考えてしまうのですが、やはり私も自分の思考回路にどっぷりつかってしまっていますね。かなり頭が固くなっているのを感じました。ロジックツリーの最下部まで項目を出すことができれば、「今何をすべきか」、具体的な問題解決方法が把握できます。すっきりですね!

(4)MECE&Logictree:お菓子の販売で起業を考えるTさんの「試食会でのアンケート」をつくる

5期生さんの事業を想定して設例をつくりました。アンケートを漫然と取るのではなく、目的意識をもってしっかり取ってほしいのです。

アンケートの項目は多すぎてもいけません。かといって少ないと、アンケートを活用することができなくなる恐れもあります。氏名を書いてもらうか無記名にするかなど、多岐にわたる内容を検討していただきました。

ワークの結果、興味深い項目としては、次のようなものがありました。


どんなときにこのケーキを食べたいと思いますか?
 (いつの間にかケーキになっていた!) 

また行きたいと思ったお店は、何が決め手でしたか?
 (選択肢式:距離/価格/味/接客/店構え/その他)

他にも、「健康診断で引っかかったご主人のコレステロール値を下げる方法をロジックツリーで考えてください。」などという設例を用意していたのですが、1時間という時間の都合上、この辺で(少し解説を入れて、1時間でよくこれだけできたと思いますよ)。

せと・しごと塾 アンケートにどのような項目を置くか?

今回の講座は、参加者は10名弱と少なかったものの、個人的にはその結果に満足しています。普段使わないような思考回路を経験することで、ストレスを感じつつも、新鮮さを味わうことができたのではないでしょうか。私もワークの時間中、改めて考えてみたのですが、参加者のみなさまの意見は私の想像を超えていました。

来期以降も、この起業家脳養成系のプログラムは大事にしていきたいと思います。かなりの手ごたえがあります。


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