今日はせと・しごと塾で相談日、そしてサーチアンドリアプライ・マインドマップ講座(起業家養成OUTPUT講座)を実施しました。
サーチアンドリアプライは、ある問題が目の前にあったときに、次のような問いかけをし、あてはまるものがないか探してみるという手法です。
1.似た問題を誰かが既に解決していないか?
2.別の手法によって問題を解決できないだろうか?
3.他者はどのように問題を解決しただろうか?
4.過去に同様の問題を解決していないか?
5.同じような質の問題を抱える分野はあるか?
6.自分のネットワークでこの問題を解決できないか?
機械的に当てはめてみるだけでも、何かヒントが得られるかもしれません。
今回は、これに加えて、オズボーンのチェックリストも紹介しました。次の9つの操作をしてみることにより、新商品開発や問題解決につなげる手法です。
1.転用・・・新しい使い道がないか?
2.応用・・・似たものに応用できないか?
3.変更・・・色、効果、様式等を変えられないか?
4.拡大・・・大きく、強く、高く、長く、厚くできないか?
5.縮小・・・小さく、軽く、弱く、短くできないか?
6.代用・・・人、物、製法、場所を代用できないか?
7.再利用・・・配置を、順序を変えたりできないか?
8.逆転・・・反転、回転、役割などの転換ができないか?
9.結合・・・合体、組み合わせができないか?
これらを知っているだけでも、発想は大きく膨らんでいくでしょう。今期せと・しごと塾でスタートした起業家養成OUTPUT講座では、いくつかの思考フレームワークを紹介します。これらを存分に活用していただきたいと思っています。
サーチアンドリアプライのワークは、「瀬戸の商店街に賑わいを創出するには?」ということで、チームに分かれてアイデアを考えていただきました。「商店街全体を病院にする」「アウトレットモールにする」「大須の成功例を採り入れる」などが出ました。ちなみにワークの時間は12分です。短時間でのアイデア出しの訓練でした。
次に、マインドマップです。
これはおなじみですので解説は省略します。今回は、「自分の夢」をテーマにマインドマップを作っていただきました。こちらは、発表はなし。終了時間までその夢を実現するために何をしていくかということを書いていただきました。自分の夢を書くことで、まず自分の頭の中を整理することができます。なかなかこういう時間を確保しなければ「夢を書く」などということはないので、約20分、みなさまに取り組んでいただきました。
夢を他者に見てもらうことも重要です。場合によっては協力者が現れるかもしれません。一人で抱えていては、他人からは分かりませんよね。ですから、これも期待できるのです。グループ内でお互いの夢や目標を講座終了後に話している姿も見られました。これは素晴らしいことですね!
*第6期は実現したいことを入塾時に書いていただこうかな、とも思っています。自己紹介にもなりますし、早期に塾生さん同士が溶け込むツールになればと考えています。
今日は相談日と並行して、1期生一尾さんによる思春期の子供を持つ親御さん向けの講座も実施されました。本番に備えてのプレ講座ということでしたが、多くの方が参加しました。
「ほめる」とまでいかなくても、「ヨイ出し」をすることで、子供との関係を作っていくというのは面白いですね。普通の生活の9割はできているのに、残りの1割のできていない部分にどうしても目が行ってしまうのを防ぐためでもあります。なるほど。我が家でも活用してみましょう!
他にも、「I メッセージ」「主導権を渡す」「聴く」というキーワードで解説がありました。「聴く」事に関しては、事実と解釈、感情を整理して考える事例が紹介されました。とても分かりやすい説明で、納得です。
せと・しごと塾ではこのように、塾生さん企画で講座が実施されることもあります。引き続き活性化していけばと思います。
さて、せと・しごと塾は瀬戸蔵3Fの産業支援センターで行われているのですが、今日の瀬戸蔵はこんな感じでした。
恋愛の聖地のような装いですね!
恋招きのイベント前ということで、ハートと数多くの招き猫が並んでいます。ご利益を期待したい方は一度足を運んでみては???