2006/11/13

No.014 権利放棄

A waiver of right based on the breach of any provision of this agreement shall not constitute a waiver of any other right based on a subsequent breach of the same or any other provision.


本契約の一に違反することにより発生する権利を放棄することは、同じ条項もしくは他の条項の権利を放棄することにはならない。


これは、権利放棄条項です。
一度契約上の権利を行使しなかったからと言って、その部分の権利が消滅しないことを明記するために記載します。例えば、支払期限を3日過ぎても「まだいいよ。」と答えた場合です。その後いつ払っても良いのかというと、そうではありません。期限の設定を放棄したわけではありません。


権利放棄条項は、双方"both party" に設定する場合が多いと思いますが、片方だけに設定する場合もあります。

その他、"not effective unless made by X in writing"「権利放棄はX社により書面で行わなければ効力を持たない」などと定めることもあります。