「もめない契約書」はどうつくるか?

おはようございます。5時に目覚めてしまって、そのまま起きることにしました。

今日は朝から契約書の打ち合わせです。海外絡み、当事者もたくさん絡み合っている難しい案件です。

契約書を作ってほしいと依頼を受ける際に、「トラブルがないようにお願いしたい」とよく言われるのですが、当事者間で合意していることが書面になっていれば、トラブルは少ないでしょうね。

そうではなくて、一方的に有利な契約書を作り、「将来もめたときに有利になるように」と考えていれば、確かに争いになったら有利になることもあるでしょうが、トラブルにはなりやすいでしょう。なぜなら合意していないことが書かれているかもしれませんので。

*合意事項がはっきりせず、ただ「絶対にもめないように契約書を作ってください」と言われたら、「それはできない」とお答えすることになるでしょう。

だから、契約書を作る基本スタンスとして、「合意していることをきちんと書面にする」ことを説明させていただきます。もちろん、契約交渉に際し、たたき台を用意する場合は、まだ合意していませんので、基本的にクライアントの要求が網羅されるようにします。その上で一つずつ条項を確認することになります。

神経をつかう仕事で、他の仕事よりもはるかに疲れるのですが、こちらもご依頼のたびに新たな発見があり、たいへん勉強になるので、ありがたくお引き受けしています。

今日も良い仕事ができるようにします!

タイトルとURLをコピーしました